製品情報
工場・設備の紹介
さらなる高みへのチャレンジ…
吉年は鋳造技術の進化の歩みを止めません。
5000年以上前メソポタミアにて始まったとされる鋳造技術…、常に人間社会と深い関わりを持ちながらその技術は発展を遂げ、新しい技術、新しい素材も次々と開発され、今や日本の製造業を支える重要な役割を担っています。私たちはこれからも「Spirit of Challenge」で鋳造技術を進化させていきます。
主要設備
1.主要生産材質
黒心可鍛鋳鉄品 | パーライト可鍛鋳鉄品 | 球状黒鉛鋳鉄品 | オーステンパ球状黒鉛鋳鉄品 | |
---|---|---|---|---|
JIS規格 | G 5705 | G 5705 | G 5502 | G 5503 |
材質項目 | FCMB275-5・310-8・340-10 | FCMP490-4・540-3 FCMP590-3 |
FCD400-15・450-10・500-7 FCD600-3・700-2・800-2 |
FCAD900-4・900-8・1000-5 FCAD1200-2・1400-1 |
2.主要溶解設備
溶解炉 | |
---|---|
機種名 | 高周波誘導炉 5ton * 3500KW * 500Hz |
製造メーカー | 北芝電機 3基(3電源) |
溶解量(トン/時間) | 10 |
3.主要造型設備
第1鋳造ライン | 第2鋳造ライン | 第3鋳造ライン | 第4鋳造ライン | |
---|---|---|---|---|
機種名 | 2013 MK4 | FBM-3 | L / F | APK-4L |
製造メーカー | DISA | 新東工業 | 森川産業 | 新東工業 |
圧縮方式 | ブロースクイズ | ブロースクイズ | 消失模型 | (静圧)セグメントスクイズ |
造型速度 (秒/モールド) |
11(中子無) 12.5(中子有) | 17 | 180 | 30 |
枠寸法 (縦*横*高さ) |
480*600*330 | 550*750*230 / 230 | 650*650*700 [L/F成型機] 700*900*200 |
600*800*250 / 250 |
金型分割面 | 垂直 | 水平 | - | 水平 |
金枠 | 無し | 無し | フラスコ | 有り |
目標枠重量 (kg/モールド) |
15 | 20 | 85 | 60 |
最大製品重量(kg) | 10 | 15 | 42 | 48 |
4.主要試験設備
発光分光分析装置 | 万能試験機 | 硬さ試験機 | 磁粉探傷機 | |
---|---|---|---|---|
機種名 | カントレコーダー PDA-7020 | アムスラー万能試験機 | ブリネル・ロックウェル | コンベアー浸漬型コイル式 ディオペック式 ディオペック+コイル式 |
製造メーカー | 島津製作所 | 島津製作所 | 東京衡機・MATSUZAWA | |
仕様 | - | 30ton・50ton・200ton | - |
高周波誘導炉
従来の製法にて使用していたキュポラ溶解炉と異なり排出ガスが少ないため環境負荷が低く、さらに成分調整が容易にできることなどから、高周波誘導炉への転換を行いました。
高周波誘導炉3基
高周波誘導炉による溶解
- 品質
- 高周波により加熱物自体を発熱させるため、温度制御が容易で安定した品質を確保できます。
- 安全
- 炎を使わず周囲が高温にならないため作業が安全です。
- 高効率で環境に優しい
- 電気エネルギーでクリーンに加熱します。加熱物自体を非接触で加熱するため高効率で省電力です。
ロストフォームライン(消失模型鋳造)
ロストフォームとは、“模型を消失させる鋳造法”で、特殊発泡スチロールで作った製品の模型を鋳造用の砂の中に埋め込み、そこに溶湯を投入します。すると発泡スチロールは燃焼気化し、溶湯と置換されていきます。模型がすべて消失することで、製品模型通りの鋳物が完成するといった鋳造方法です。
ロストフォームライン
成型機
- 形状制限の克服
- 従来の製法では鋳造が難しいとされた複雑な形状の製品も鋳造が可能となります。
- 産業廃棄物の削減
- 鋳型となる砂も100%再利用が可能で、工場から出る産業廃棄物の発生量を大幅に削減することが出来ます。
- 作業の軽減と作業環境の改善
- 模型になる物は発泡スチロールのため軽量で、造型工程までの作業負荷を大幅に低減できます。
DISAMATICライン
FBM-3ライン
APK-4Lライン
発光分光分析装置(成分分析)